…
(数十秒メアリーの返答を待っていると、彼女の眼がこちらを憎しみを込めて睨み付けているのだろうということが見て取れた)
その眼、好きだな…君みたいな子が私は特に好きだ。
(手を出せばそれで相手もこちらも容赦はしないという緊迫した空気の中一方的な会話は続く)
服は着なくていいのかい?
私は女性だからいいけど、異性だったら君のことをやましい目で見つめると思うよ
ま、君が裸でいたい、むしろそっちの方が気が楽だっていうのなら私は止めやしないよ。
それに…身を守るものが少しでもなくなってくれるっていうのはこっちも好都合でいいんだ。
(杖にかけている手を擦り、笑みを浮かべる)
……君は言葉を教えてもらっていないのかい?
(ここまでで返事が一言もない様子だとマリアは素早い動作でメアリーの首を片手で持ち、そのまま宙へとあげる)
それとも、私がするよりも前にあっちで言葉がしゃべれないように何か細工でも施されちゃったかな?
しゃべれるんだったら返事の一つでもしておかないと、それじゃあただこっちの神経を逆撫でするだけだよ。
さっきも言った通り私は好きだけど、普通の尋問官だったら腕の一本や二本簡単にへし折ってるかもね。
(そう言うと、マリアはメアリーの首を掴む手の力を抜き、床に落とす)
それじゃあもう一度質問するよ?
君は趣味で裸でいるのかい?
yesならさっさと返事を、noなら態度で示すんだ、言語も理解できないようなおバカさんじゃあないだろ?
(鋼鉄製の杖をメアリーの目の前に突き立て、返事を待つ)