おっと、危ないね……
(拳銃を投げつけられると、それをいとも簡単につかんでしまう)
ちゃんと言葉をしゃべれるじゃないか。
それならいいんだ、今後尋問をするのにも言葉がわからないんじゃやるのに苦労するからね。
(投げつけられた拳銃のことなど意に返さないかの様子でマリアは話し続ける)
それで君、拳銃っていうのは投げるものではないと思うんだよ。
銃の使い方も知らないようじゃこれは必要ないかな。
(メアリーの目の前で投げつけた銃はバラバラに解体され、その後に杖で解体されたパーツは粉砕されていった)
ま、君がどういう子でどんな性質があるのかはこれでよくわかったよ。
今後とも長い付き合いができるようヨロシク。
(腹に一発爪先に鉄板の入った靴で蹴りを入れる)
部屋の気温は下げていいよ、この子もきっとそれでも平気そうだし。
(部屋の外にいるであろうこの部屋の管理人に合図をすると、徐々にではあるが気温が下がっていく)
さーて、最初は何から始めようかな?
(軽やかな動作でメアリーをもう一度締め上げると、その首に注射器を突き立てる)
これは簡単な麻酔薬だよ、人間が体に受けるあまりに強烈な負担で失神したり最悪死んじゃったりしないようにするためのね。
薬が効果を発揮するまで少し猶予があるからそれまでに支度はしておいてね。
私は隣の部屋で準備をしておくから。
あ…、あともう一つ、君が言葉が理解できないような猛獣だったら私は君にそれ相応の対応を取るから。
猛獣は人間の言葉は理解できなくても鞭による恐怖で大人しくなるだろう?
つまりはそういうことだよ、つまらない威勢で自分がさらに痛い目に合うのはどうかと思うからね。
服も次来た時に着ていないようだったらこっちで没収して私が個人的に使用させてもらうから、破いたって無駄だってことは伝えておくよ。
見たところ君は下着も着用せずにアレを着てたみたいだからね、楽しみだ。
(鼻歌交じりに入ってきた部屋とは別の部屋へマリアは入っていく)
【了解しました、今後ともよろしくお願いします】