>>100
(由依が目を離した後、紙に書かれていた文字に変化が現れる)
『この階層では、きものを全てお脱ぎに―――』
(句点が一つ追加されることによって紙に書いてあったものの意味は大きく変わった)
(もう一度由依がこの紙を見ることがあればその変化に気が付くことができればもう一度その対応ができるだろう)
(奥には上の階へと繋がる階段の他にはロッカーと鹿の首のオブジェが壁に掛けられていた)
(ロッカーの内部にはセーラー服、ブレザーなどの制服やパーカーやジーンズなどのラフな私服と女性の下着などがしまわれているがそれらは由依にとってサイズの少し大きいものばかりだった)
(鹿のオブジェは最初館に入ったときには見えない死角にあるようだった)
(視線はその鹿のオブジェから発せられているような感覚がする)
(そのオブジェに由依が近づこうとするとオブジェは床に落ちる)
(そして由依が目を離すと由依の後ろまで音もなく這いより、あるはずもない舌を伸ばし足に絡みながらスカートの中、ショーツの下へと舌を入れる)
(鹿のオブジェは舌を伸ばすまでは由依の視界に入っていると行動はせず、由依に隣接する距離まで行かないと舌は伸ばしてこないだろう)

【人かどうかは本人の考え次第に寄りますね……】