>>13
(逃げるべく立ち上がり、廊下の奥へと進む優璃)
(いつのまにか目は消え、新聞受けも閉じている)
(しかしまたすぐにでも開いて、いやらしくさせる視線を投げてくるかもしれない……)

(ペンライトの明かりを頼りに進む優璃)
(しかし下半身に妙な違和感を感じる)
(まず初めに感じたのは、ジーンズが妙に張り付いている感じがすることだ)
(汗の影響だろうか?)
(足や腰、股間にべったり張り付いている)
(次に感じてくるのは、ジーンズの中が妙に生暖かいことだ)
(まるで何かが中に息を吐き出しているかのように、もわっとした暑さを感じてくる)
(そして最後に感じ始めてのは、優璃の歩みに応じて、秘所の割れ目を擦るようにジーンズが動くことだった)
(足の動きに合わせて、ジーンズの股間の部分が沈み、下着の上から、割れ目を擦りあげる)
(それはゆっくり歩けばゆっくりと、早めに歩けば素早く、そして歩みを止めれば何も起きないといった具合だ)

(そんな状況の彼女だが、廊下のほうには変化が見えてきた)
(左の方に先ほどと似たような扉があり、その対面に少し狭い道が伸びている)
(そして、廊下はまだ続いているようだ)
(まだ真っ直ぐ先に進むか、左の扉を調べるか、右の道へ曲がるか…)