>>152
(地下深くにいたはずの状況から一転、いきなり地上の、しかも不気味な人気の無い館の前に佇むユリア)
(正面の建物も周囲の風景も見たことがない)
(そして背後を振り返ればどこまで続くか分からない深い森)
(まだ日没ではないものの、空は暗く、人気の無い森は危険な雰囲気を醸している)
(そして正面の館)
(館を囲う壁は朽ち果てボロボロ)
(もう何十年も人の手が入っていないようだ>
(館正面の庭も荒れ果て、雑草がぼうぼうと生えている)
(建物自体も薄汚れており、4階建てではあるが、相当手入れをされていないようだ)
(ただし、窓などが割れていたり、壁に穴があいているなどということはない)

(そんな館を眺めているとぽつぽつ雨が降ってくる)
(今は小雨だが、雨の量はどんどん増えてきて、最後は豪雨になっていくだろう)
(入れそうなところは正面玄関だが、大きな玄関は錆びているのか重く開きにくい)
(そのため開けて中に入るには相当の時間がかかり、ユリアの身体はかなり濡れてしまう)
(また館の側面側に回ることも出来そうだ)
(ユリアから見て、右手側も左手側も、建物と壁の間に隙間があり、小柄なユリアならそこから進むこともできるだろう)
(ただし、ユリアのお腹から胸あたりまで草が生長しており、足元付近は見えないだろう)

【とりあえ出だしを書いてみました】
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