>>155
(最後の一押しで、一気に重かった扉は勢い良く開き、ユリアの身体をその内に招き入れる、
外に押し出された、屋敷の中の古びた空気は、少し甘く濁っている気がする)
(玄関の部分はボロボロの外見よりは、少しだけましのようで、
これなら屋敷の内にいれば、外の雨を凌ぐには十分だろう)
(ふと、気付けば外は稲光と雷音が、轟いており、さらに雨は激しくなりそうだ)

(内は暗く、当然ながら明かりはなく誰もいないが、外から射す雷光で照らされた正面は、
人がいれば、何かを受け付けていたような、カウンターになっており)
(左右共に壊れた扉が開いている……)

(また中に入るといつの間にか、『隣』に濡れたユリアの杖が転がっているが、
それは雨ではなく、何度も自慰を繰り返したかのように女の愛液で濡れている)
(更に杖は、手放すと宙に浮かび、ユリアの行く先に憑いてくるだろう……。)

(開いた扉の先は、左右ともに本の棚が並んでいる)
【続ける形で宜しければ、お相手させて頂ければ、
取りあえず返信は出来る限り早めに頑張ります。】