>>171
あれ!?
開かないよ、出して!!
(唐突に扉が閉まり、屋敷に閉じ込められてしまう。)
(一瞬パニックを起こし、扉を何度も叩くが、汐里は思い出す。)
(ここは噂の迷い家。)
(何が起こるか分からない。)

誰かいるんですか?
(震えた声で、見えない主を呼ぶ。)
(蛍光灯は点いているし、木彫りのインテリアもある。)
(でも、何が普通で何が普通でないのか。)
(得体の知れない不安にただただ暮れているのだった。)

(すると壁に文字が書き込まれていく。)
(最初は、その文字に気付かない。)
(だが、目立つ赤鉛筆の文字を、汐里はとうとう見てしまう…!)

あああぁぁっ!!
何なの!?
(胸と尻に、突如手の感触を覚えて悲鳴を上げる。)
(しかし、タイトなYシャツのペッタンコな胸元に、手が入る隙間などない。)
(思わず、Yシャツのボタンを半分外して、
スポブラの肩紐を下ろして、その感覚の正体を確かめる。)
(露わになる、小っちゃな小っちゃな乳首。)
(不本意ながら、はしたない格好になってしまった汐里だが、
幽霊はこの姿にどんな反応を示すのだろうか?)