>>193
(挿入れるのはやめる……幽霊の言葉にホッと安堵したのも、束の間)
ひ、ぅ……っ、っ……
(背後の子ども幽霊が身体を支え直してくるのと同時に)
(秘部に太い感触が触れてきた)
(油断した隙を突かれたように感じて、最悪の展開が頭の中を駆け巡った)
(やめるという言葉はウソで、このまま挿入れる気なのでは……)
(しかし、冷たくもどこか熱を感じさせる塊は、擦り付ける以上のことはしない)
(言葉にウソは無かった。それを喜ぶべきなのに……ユリアの身体は違う反応をした)
(目の前を通過して刺激を与えてくる肉槍を求めるように、秘部が吸い付いて)
(絶頂の時に溢れたのとは違う、新たに滲み出た熱い蜜を塗りつけた)
ぁ、あ……っ
(そんな身体の反応に気付かないまま、手を導かれて)
(ユリアは初めて肉槍に手で触れてしまった)
(視線を落とせば、神官衣はまだ着ていて、布越しに触れている筈なのに)
(手のひらが感じるのは、直に肉槍に触れているような感覚で)
(子どものモノとは言え触れてしまったことに、少しずつ引きかけていた頬の赤みが増していく)
(恥ずかしくて、不潔なことだとわかっているのに……ユリアは自分から手を離さず)
(腰を引いた背後の幽霊が導くままに、不浄だと教わった部位に触れてしまう)
ぁ……んっ
(これも神官衣の上から……の筈なのに、指が直に触れた気がして)
(ユリアはピクッと身を震わせながら、体に走った刺激に、甘い吐息を零した)
(幽霊に触られたのではなく、自分で触れて……それが気持ちいいことだと知ってしまった)
(不浄だから決して触れてはいけない……司祭様に教わったことが、頭の中で揺らぐ)
(ぼんやりした感覚が少しずつ薄れて、逃げ出せる筈なのに)
(身体はまだ刺激から抜け出せずに、それどころか快楽を少しずつ覚え始めていて)
(考えてることと身体の反応と、どっちが正しいかわからなくなってくる……)

う、ぅ……不潔、です……よ
(床に落ち着いていた絵の内、数枚がふわりと浮き上がって視界に入る)
(思わず目を逸らすけど、少ししてから視線を戻して、その絵の内容を見てしまう)
(自分と同じように神官の姿をした女性が男性のモノを手で扱く姿)
(またすぐに視界から除きたくなる、淫らで忌避すべき行い)
(それなのに……ユリアは視線を外せなかった)
(絵が自分の未来を指し示している気がして)
っ、っ……う、あ……ぁ
……こ、こうすれば……いいんでしょうか?
(ユリアの手が取られて、前にいた子ども幽霊の肉槍に触れさせられる)
(白く細い指は半透明な塊に絡み付いて、優しく力を込めていく)
(言葉で指示される前にユリアは絵と同じように、ゆっくりと手で肉槍を扱き始めた)
(ぎこちなさはあるものの、できるだけ丁寧に奉仕していく)

(男の人の……って、こんな形なんですね……)
(手を動かしていく内に、肉槍の形や大きさが段々とわかってきてしまう)
(半透明なソレが実体を持った姿を想像してしまって、体の奥が熱くなってくる)
(扱くのとは反対の手、秘部に誘導されていた指を動かして、割れ目を擦った)
(蜜が溢れ出て、さらに指を動かしていく)
(司祭様の教えに背いて、不浄な場所を自分で慰め始めてしまう)
(今だけ……。この火照りが収まるまで……そんな風に、言い訳をしながら)