(唇をキツく結んで声が漏れ出ないようにしますが、舐められるような感覚は範囲を広げてきます)
(実体が見当たらないのは、もしかしたら逃げているだけかも知れない…その考えを否定する場所にまで)
ぅ、っ……っ
(椅子に押し付けられたお尻までもが舐められたのです)
(スカートを通過してショーツを舐めてくるのですが、舌を踏み付けている感覚はありません)
(ただお尻全体を舐められ、後ろの穴まで舐められる中で、無数の舌の上に座っているような気分にはなりました)
(舌が舐めてくる範囲はなおも上へ、ついに腰までもその領域を広げてきます…)
っ、ぃ……っ
(腰に舌が来るのを覚悟した時、胸に対する注意は向いていませんでした)
(完全なる不意打ちに、声は出なかったものの、身体はビクッと震えてしまいました)
(刺激が胸に走った後少ししてから、乳首が舐められたと理解します)
(下半身と同じではなく、まるでブラジャーから舌が生えたかのように直接襲って来る感覚です)
(視線を落として自分の胸を見てみますが、そこで蠢くものを目で捉えることはできません)
(ただ感覚は確かにあって左右両方の乳首を、いやらしく舐め転がしてくるのです)
ぁ…っ、っぅ…
(自分でもほとんど触ったことのない場所を弄られることによる刺激に、私の体は戸惑いながらも反応します)
(ピリッとした感覚が走って、それが痛いのではなく気持ちいいのだと気付きました)
(ですがこの謎の舌による動きを受け入れるわけにはいきません)
(乳首だけではなく乳房全体までを舐め回し始めた無数の舌に対抗するため、私はぎゅっと唇を噛み締めました)
(それでも…範囲が胸や下半身だけでなく、お腹や脇まで広がって身体中を舐め回される感覚に、決意が揺らぎかけます)
(それに、ただ舐められているだけではありません)
(舌の動きが手に取るようにわかりそうなほどいやらしい水音が耳に届いてきます)
(誰かに聞かれたら何と言い訳しようと考え、それ以前に見られでもしたらどうしようと焦ります)
(左右のクラスメイトや後ろのクラスメイトの様子を窺って、聞こえているか確かめるなんてことはできません)
(唯一確認できるのは前のクラスメイトで、彼が少し動く度に振り返るのではと不安になります)
(動きが止まると、ほっとしますが、気付いていて黙っている可能性を考えるとやはり不安の目が消え去ることはありません)
(それでも、はっきりと見られなかったことだけを心の支えにして耐え続けるのです)
っ、ぁう……っ
(顔はいつのまにか赤く染まっています)
(止むことなく、時間が経つにつれて範囲を広げ、より苛烈になる舌の動きに、元から熱かった身体は火照っていました)
(それでも声を出さないようにできていたのですが、私の唇が不意に軽く開いて小さな吐息を漏らしました)
(ショーツの上から舐めていた舌が、ついに下着をすり抜けて直接舐めてくるような感覚を味わったからです)
(舌に意識があるのなら、気付いていたことでしょう)
(ブラジャーの中で何度も舐られる内に乳首は芯が入ったように固くなっていました)
(ツンと尖った桃色の突起は、舌になぞられ唾液を塗り込まれる度に、嬉しそうに震えてしまうのです)
(そしてそれは胸だけでなく下半身の秘部の方でも同じでした)
(ショーツを擦り抜けてついに直に舐め始めた舌に、飛び出した若芽のような陰核が固い感触を伝えます)
(そしてその舌の幾重にも折り重なった襞の奥からは熱い蜜が溢れていました)
(前後に、そして先生や他の席に座るクラスメイトも含めれば、大勢の男性が存在するのにこんな有り様です)
(気付かれないため声を押し殺すのは勿論ですが、同時に押し寄せてくるのが羞恥心でした)
(こんな状況で快感を覚えてしまったことに対する恥ずかしさが、頬を真っ赤に染めて火を噴きそうなほどに熱くしていました)
(いつまで耐えればいいのか…視線を向けた時計の針は、授業開始からまだ15分程度しか経っていないことを告げます)
(残り時間を計算するまでもなく、絶望するしかありませんでした)
【それなら良かったです♪】
【部活は美術部に所属しています。あまり上手とは言えませんが、描くことは楽しいので】
【夢の中では現実と違う状況はよくあることですよね。それを当たり前と考えてしまうことも】
【館さんのお好きな部活に所属させてください♪】