(部屋唯一の扉を開け、進む優梨奈)
(その先は薄暗い玄関となっていた)
(ちょうど優梨奈が目覚めた部屋には、扉の反対側に窓があり、そこから僅かな月灯りが差し込んでいる。
(そのため、明かりのないこの玄関の様子も伺うことができた)
(すぐ正面には扉があり、右には靴箱、左にはクローゼットがある)
(靴箱、地面には残念なことの靴などはない)
(靴を見つけるまでは裸足出歩くことになるだろう)
(しかし靴箱の上に小さな懐中電灯が置いてある)
(電池の残量も残っているようで、問題なくつく)
(クローゼットの中はハンガーはあるものの、中には衣類などは入っていなかった)
(そして奥の扉を開くと、暗い廊下が左右へと伸びていた)
(明かりは無く、差し込む光もないので懐中電灯だけが頼りだ)
(廊下の幅は1m以上2m未満といったところで、高さは2m以上3m未満)
(床には赤い絨毯が敷かれており、裸足でも問題なく歩くことができそうだ)
(天井には照明器具が備え付けられているが、電気が通っていないのでついていない)
(また正面には、今開けた扉と同じ形状の扉があり、そこには『203』とかかれている)
(そんな廊下に出ると今開けた扉がゆっくりと閉まっていく)
(不思議な現象というわけではなく、上の方にドアクローザーがついていて、それにより閉まっただけのようだ)
(そして閉まった扉には『204 ゆりな』と書かれている)
(表記からすると、ここは2階にあたるのだろう)
(だが廊下に出たあたりで、廊下の部屋から出て左方向に当たる方角から、いやらしい視線を感じる)
(それは舐めるように優梨奈の美しい裸体を這い回るかのような淫猥な視線)
(手で隠しても、逆に恥ずかしさで身体を隠している優梨奈の姿を楽しんでいるかのように視線は変わらず優梨奈に注がれていく)
(しかも視線だけではなく)
むにゅ…むにゅ……
(優梨奈の大きな胸がいやらしく揉まれていく)
(胸を見れば、まるで透明な手に揉まれるかのように形を変えている)
(だが優梨奈の方からそれを妨害することはできず、指があるであろう場所へとを伸ばしても、特に何も触れることはない)
(そして抵抗できぬ優梨奈に対し、さらに乳首を指で擦り、転がすようにしながら快感を与えてくる)
(優梨奈はこの廊下を見えぬ何かに愛撫され、喘ぐその姿を見られながら、探索することになるだろう)
(なお正面の部屋203は鍵がかかっていて開かない)
(鍵穴はあるので部屋の鍵が必要なようだ)
(ちなみに204にも鍵穴はあるが、ここは鍵がかかっておらず、開閉は可能だ)
【前回扉の反対側に窓があることを書き忘れていたので、冒頭に書いておきました】
【でないと、流石に室内の様子がわからないですからね】