(男子トイレの中に入ると、そこは女子トイレと比べて古びた印象を受ける部屋だった)
ここに出口は……ない、か
(周囲に目を配り、窓や外につながっていそうな扉は確認できない)
(内部には個室が3つ、小便器と対するように並んでいる)
(扉は全て閉まっており、人の気配が感じられないこの館ではとても不気味に感じられた)
今まで見てきたうちでは人はいなかったけど…
(一つずつ扉のマークが付けられていて、確認すると鍵はかかっていないようだった)
やっぱり、誰もいないよね
(隙間からのぞき込もうとしても内部に何があるかはわからない)
左端から順に…
(コンコン、と2回ノックをして誰かいないかと確認してから洋式のトイレを確認する)
(扉に書いてある印に気が付くこともなく…)
(同じころの話、優璃の秘所が香の影響で濡れ始めていた時の事)
んっ…♪
(もぞもぞとジーンズがうごめき視線が強くなる)
やっぱり誰か見てる…?
(ブラウスの裾を引っ張り見られないようにするがそれも無意味な行為であるということは彼女が知る由もなかった)