アア、花粉のせいだから、と?フフ……フフフ、フフ。
この薬の効き目、試したのはアナタだけではありまセン。
(言われた言葉に目を丸くしてから、意味深な言葉を結ぶ。)
(まるで他の人間すべてが「こうなった」わけではない、と言いたげに彼女を玩弄した)
此処まで視られるコト、そうそうないデショ?
襞の一枚一枚のかたち、うごき、色、香り、なにもかくすことなく、ワタクシに伝わっていマス。
自分の子宮の入口が、どういうカタチをしているカ、ご存知デスか?サテ……どんなところなのでしょうね、ココ?
(鉗子のように左右に秘部を開いていた一対の蔦が、ざらついた感触を残しつつ、彼女の内部へと侵入していった)
(押し拡げたままで襞の一枚一枚を丹念に撫でまわしながら、時間をかけて奥を目指す。
(子宮口を揉むように愛撫し、敏感な腹の裏側を重点的に擦って、優しく、柔らかく、まさに愛撫めいた動き)
(奥まで入っているのに、男性のそれのように質量で満たされていない奇妙な違和感を与えながら)
さっき……好きではない、と言いましたネ?
では如何デス?男性との行為に対してサクヤさんはどう思うのデス?
どうでもいい?嫌悪感?仕方なく? 本当に?好きだと思ったこと、アリマセンカ?
(余裕綽々のナイの言葉とともに、新たな蔦が朔夜の眼前に伸ばされる)
(今までのものより格段に細いそれが朔夜の頬を撫でた。繊毛が生えているのか、柔らかいブラシのような感触)
(そしてソレに撫でられた場所には、性的なうずきとは違う…「かゆみ」のような疼きがあらわれる)