「うぐっ!」
(スタンガンの電撃が少女に触れたかと思えば、またも彼女の能力によって体育倉庫の壁へと吹き飛ばされる)
(持っていたスタンガンも飛んでいき、千夏の身体は強く叩きつけられ、そして地面に落ちる)
(少女が千夏の身を案じて吹き飛ばしてくれたことなんて気づくわけもなく、座った状態で壁に背中を預けながら少女を睨みつける)
「ふん、護身用なんかじゃなくて、攻撃用だからね…」
(少女は膝をついている。この内に落としたスタンガンを拾ってもう一撃食らわせれば無力化できるだろうと千夏は考えた)
(しかし先に立ち上がったのは少女の方で)
「壊れた……?はんっ、そんなの知らないし……
…?……何笑って、…ぅぐ!!あ"ぅ……」
(再びジリジリと歩み寄ってくる少女は何故か今までの表情からは考えられない笑みを浮かべていて)
(千夏がそれに対して尋ねる前に、千夏の腹に衝撃波が飛んだ)
(今千夏は壁に背をつけている状態。逃げ場がない分、苦痛は倍増するだろう)
【こんばんは。今夜もよろしくお願いします】