>>56
(苦痛にゆがむ千夏の表情を見てリンは愉悦に満ちた表情を見せる)
「ほらっ、もっと反省してください、もう二度と泥棒なんてしないようにね」
(お仕置きという建前のもとリンは千夏を虐めてやりたいと思い始めていたのであった)

(許しを請い謝り続ける千夏の腕を掴んで曲げてはいけない方向へと曲げようとする)
「さぁ…その泥棒を働くような腕を折ってしまいましょうか」
(ゆっくりと腕曲げ左腕をへし折る、腕を折るとねじったり折れた腕を戻したりと千夏が遊んでいた時よりも激しく腕をもてあそぶ)
(しかしそれも長くは続かず、右腕を掴んで持ち上げた時のことだった)
(再びリンの頭に激痛が生じる、能力を酷使しすぎたことが影響したのだろう、普段服用している薬の効果が薄くなっていた)
「痛た…、このっ!!」
(能力が切れ、地面に落ちるであろう少女の腹部に一度蹴りを入れると薬を取り出し飲もうとする)
(先ほどの戦闘のこともあって行動にもたつきがあり、薬の服用を妨害して形勢逆転を試みることも可能だろう)