>>572
(眠い…身体の力が抜けちゃう…寒いからだ……このままじゃ、神様を起こせない……)
んん…んちゅ……ぁっ
(身体を擦られた熱で少し意識を取り戻したのか、重ねた唇にわずかだがミズチが力を返すのを感じる)
(でもそれは一瞬のことで、すぐにミズチは教室の床に座り込んでしまう)
せんせい、わたし、まだ死にたくない……せんせいも、たすけてあげたい……
(ゆっくりとミズチの手が胸元に伸びて、結ばれていたリボンをほどき、)
(その下に隠れていたファスナーを半分ほど下ろした)
おねがい……わたしを…いかせ…て……そう、すれば……神様に…こえ…とどく、の……
(白いブラジャーに包まれた柔らかそうな青白い胸のふくらみが露わになる)
(これは賭だった。性的快感を得られれば、その熱で蛇神を起こしてここから脱出することができる)
(真の龍宮講の信者には女性も多く、彼女らとの経験も少なくなかった)
(だから、百合花のキスで、彼女にその手の意味で抱いてもらうことを思いついたのだ)
(彼女にその素養がなくて、あってもこの状況でそんなことができるか、分からない)
(駄目であれば、二人ともお終い――)
おね、がい……
(もう片方の手で、スカートもたくし上げようとするが、思うように腕も指も動かない)
(誘っているような仕草だけれど、必死すぎて痛々しい)

【先生は何時くらいまで大丈夫ですか? 私は1時くらいまでなら頑張れるかな】