「……日本の言葉でいうなら…これで五分と五分って…言ったところでしょうかね」
(頭をまだ血の通っている右腕で抑えて、息を切らして千夏も笑う)
…頭は痛いけどまだ能力は使えるはず
(射程距離や力量など多少劣ることがあるが、使用不能になったわけではない)
(『腕』を使って容器を拾おうとしても届かない距離まで弾き飛ばされており、どうしても取れる気配はない)
「ふふ、上等です…やってやろうじゃないですか!!」
(全速力で千夏の懐に飛び込んで膝蹴りを入れようとする)
(打撃を与える際に『腕』の衝撃波も重ねて放つ)
(頭痛により集中力が乱れているため、命中精度はあまり良くないだろう)
(また、リン本体での戦闘はあまり慣れていないため攻撃の一つ一つに隙が見えるだろう)