>>69
「…くっ!」
(少女は煽りには乗ってはこず、むやみに攻撃を仕掛けることなく、千夏を引き寄せてから蹴りを繰り出した)
(引き寄せる行動は予測不可能だったが、その後の蹴りは千夏は事前に察知していた)
(少女の足が伸びきるまでに身体を動かして半身で蹴りを避ける)

「はぁっ!」
(避けた半身の状態から、右拳を握りしめて少女の腹めがけて殴ろうとする)
(こちらの攻撃も大振り。避けるか、負傷した左腕に攻撃を加えれば即座にこの殴りは中断されるだろう)