>>711
そう、ならいいけど……気が早いこと。
(メモを受け取ったミズチは書かれていることを確認してお財布の中にしまい込み、寂しそうにちらっと横を見る)
(マグボトルにお茶を用意していたのだが、出す暇がなかったからだ)
(ま、帰りにお疲れ様でだしてもいいけどね)

(ビルは10階建て、1階は半分を玄関ホールがしめており、残りは会議スペースやエレベーター、トイレなどとなっている)
(玄関ホールは本来全面がガラスで中が見渡せるような設計だが、いまはブルーシートで覆われている)
(設置したガラス壁が事故で全破損したのが専門家にお願いする切っ掛けとなったという)

ま、がんばってね〜
(ミズチはビル前の道路の真ん中で足を止めて総司を見送る)
(中の様子を伺いつつ、とっさの攻撃を何とか避けられるギリギリの距離だ)
(ビルの玄関からは、何か腐ったような臭いと殊更に冷たい空気が漂ってくる)
(ビルの中に灯りはなく、背後にある道路の街灯の灯りがビルの中へと総司の影を作る)
(巨大な蛞蝓の式神。その姿はまだ見えない。しかし待ち受けている気配は隠そうともしていなかった)

【今夜はここまでで。ちょうどビルの中へ入るギリギリくらい?】
【明日というか、今日の夜21時くらい再開でお願いします】
【ミズチもそう詳しくはないけど、事前に見たことは伝えられるのに、このまま突撃して大けがで済むのか心配だよ(笑】
【塩くらいはこっそり用意しているのかな?】
【ではお先に失礼します。おやすみなさいノシ】