>>728
(目を閉じ、安らかに眠っている渡辺)
(やがて静かに目を開け、自分が工事現場ではなくどこか別の場所にいることに気づいた)

(着ていたボロボロの服や下着も全て脱がされ、火傷を負った場所には丁寧に包帯が巻かれている)
(大剣は鞘に収められた状態で柄を握ってはいたが、やはりひどく重い)

治してくれたみたいだな、それともまだ治療中か?
何にせよ、看病ありがとう……いてて……

(横で正座をしていた三輪に礼を言って起き上がろうとするが、足に走った痛みがそれを咎める)
(仕方なくあぐらをかいて三輪の方を向き、頭を深く下げた)

……ありがとう。命の恩人だ。

【じゃあ信者を増やしたら復讐だー!とかはないんですね、平和的……】