(千歳の周囲が暗くなっていく)
んおおおおんっ!
た、食べへぇっ!うんち、うんちもっ…ぼく、ぼくもぉおぉ!
(その暗闇は広がり、千歳もお店も、やがて世界そのものを包んでいく)
ぼ、ぼくぅ、ぼくを、ををぉおおぉ…………
(そして世界も千歳も、何もかもが元へと戻っていく)
………食べっ……へ…?
(はっとして周囲を見回す千歳)
(宿屋の一室で、バニーの姿で千歳は目覚めた)
…食べ……何だっけ?
(何があったのかは記憶になく、あるのはもやもやとした微かな倦怠感のような感覚)
(あと感じるものといえば、蚊に刺されたみたいなお尻のムズムズ)
(その理由を考える暇もなく、叔父さんが話しかけてくる)
え、あ…う、うんっ、じゃあお手伝いに行こう!
(気を取り直して給仕の手伝いに向かう)
(酒場は開いたばかりで、騒がしくなるのはまだこれからという感じ)
(踊りの出番が来るまで、千歳は各テーブルを回って注文を取り、料理を運んだりして過ごしていた)
(時折お尻を触られたりするけど、それは店では日常茶飯事だから、あまり気にしていない)
もぉっ、お客さん今日も右手が元気ですね♪
(軽くあしらいながら、千歳はスムーズに仕事をこなしていく)
【はーい】
【じゃあ時間までよろしくねぇ】