>>214
え、えと…あ…ぼく、踊るんだっけ…あはは
(ふらふらと歩きながら、手を引かれるまま歩いていく)
(歩くのもやっとという感じで、舞台で踊れるようにはとても見えない)
じゃあ…いってきまーす
(でも千歳は、酔った勢いのままに舞台に出ていってしまった)
(そして千歳は奏でられる音楽に合わせて踊り始めた)
ふ、ふわ…わわわっ
(でもまともに踊れたのは最初だけで、あっという間に振りを間違えてしまった)
んにゅ…ご、めんなさーい
(ふらふらと立ち上がって踊りだすけど、また少し踊っただけでつまずいてしまう)
(最初は笑っていた客たちも、そのうちにイライラして、千歳に服を脱げと野次を飛ばしてきた)
ふぁ、ぁい…わかり、まひたぁ!
(千歳もそのうちに大胆になり、失敗するたびに着けているものを脱いでいってしまう)
(最初は髪飾りなどのアクセサリー、次は履物、次はビキニの胸の部分…)
(そしてついには、千歳は全裸になって踊り続けていた)
ふあぁっ…ほら見れぇ、ぼく、おちんちんぶらぶらさせへるよぉ!
(プルプル震えるおちんちんを見せつけるかのように踊り続ける千歳)
(おちんちんの先からは、さっきおじさんとの行為で出した精液の残りが垂れている)
(お尻の穴からも、おじさんの精液がトロトロと流れ出ていて、なんの踊りだかわからなくなってしまっていた)

(やがて千歳の足の動きがますます頼りなくなっていく)
(踊りで激しく体を動かして、お尻から入ったお酒がもっと体に回ってしまった)
ふ、ふぇあ、ぁ、あれ…ぼく、にゃんで…目がまわりゅ…ぅ
(そして回転のステップの足が絡んで四つん這いに倒れてしまう)
(お尻の穴を晒す体勢になった千歳に、客たちの不満の声が上がる)
も、も…らめれすぅ…ぼく、もぉ…立て、にゃい、よぉ
(意識が朦朧となり立ち上がることもできない千歳は、そのまま主人に抱えられて退場させられてしまった)

『ふえ…?』
(やがて千歳は意識を取り戻した)
(といっても、まだ意識はモヤがかかっているような感じで、頭もくらくらする)
『ぼく…あれぇ…踊り゛、踊っでた、よ゛ね…』
『…なんで…からだ、動かない、の…?』
(意識は確かにあるのに、指すらも動かせない)
(目は見えているけど、その視界に映ったのはたくさんのおじさんたち)
(その誰もが、好色そうな視線を千歳に向けてきている)
『ぼく…せき、ぞう…?』
(横で誰かが紹介しているけど、それはどうやら千歳のことらしい)
『な…なんで…ぼく、なんで、なんでっ…う、動いて…おねがい、動いてよぉ!』
(まったく体が動かない千歳には確かめようもないけど、今千歳は、うんちをしたまま石像にされているらしい)
(本当ならこんなにたくさんの人の前で脱糞したら、気持ちよくて射精してしまいそう)
(だけど千歳は、何も感じることのないただの石像だった)
(脱糞している感覚もなく、快感もなにも感じることもなく、ただ石像としてそこにあるだけ)
『や…やだっ…やだよぉっ!戻して…ぼくを、人間に戻してぇっ!おねがいっ!誰かっ…誰かぁ!』
(そんな心の声など聞いてくれる人もなく、千歳は落札したおじさんのもとへと運ばれていく)
(そして身も知らない家の中で、朽ち果てるまで石像として生きていくのだろう)

【全然気にしなくていいよぉ】
【ぼくだってお友達と遊びに行くことよくあるし!】
【じゃあ時間までよろしくおねがいしまーす】