>>231
(そのダンジョンは、見た目は普通の洞窟みたいな感じ)
…けっこう、暗いね
(入口から少し進んでいくと、周囲が見えないくらいに暗くなった)
(叔父さんがランプをつけるよう指示してくると、千歳は頷いて道具袋を探る)
えっと…あ、あったあった!
(ランプの灯りに照らされた洞窟を、千歳は足元に気をつけながら慎重に進んでいく)

(しばらく進んでいくと、ランプの灯りの先に何かが見えた)
(千歳が確認する前に、叔父さんがスライムだと教えてくれる)
スライム…?
(よく見ると、大きなゼリーのようなものが通路の真ん中でゆらゆらと揺れている)
(叔父さんが攻撃を指示してくると、千歳はそのまま慎重に近づいていく)
…いくよっ…てぇい!
(弱いモンスターの代表みたいな存在だから、このダンジョンでも強い部類ではないはず)
(そう考えた千歳は、ある程度近づいて踏み込むと正面から蹴りを放った)
(上手く踏み込めたから、大ダメージを与えられると思った千歳)
(でもスライムはポヨンと跳ねただけで、あまり効いたようには見えない)
あ、あれ…?
(予想外の感触に、少し戸惑う千歳)
も、もぉ一回!
(千歳は、今度はちゃんと蹴りを入れようともっと踏み込もうとする)
(その瞬間、スライムは素早く千歳の足の間に移動すると、股間に吸い付いてきた)
んぁあっ!?
(予想もしない攻撃に、千歳は足を閉じてスライムを剥がそうとする)
(でもスライムの力は強く、その程度ではまったく剥がせない)
っっ…は、ぁっ…ふや、ぁああっ!や、やめっ…吸っちゃ、ぁぁひっ!
(急速に体から力が抜けていき、千歳はスライムを掴んで引き剥がそうと試みた)

【はーい!よろしくおねがいしまーす】