>>247
(千歳の懇願を聞いて、モンスターはさらに興味を持った感じがする)
(その手で興味深そうに千歳のお尻を撫で、腸液の染みの部分をぐりぐり押してくる)
ふ、ふぁい…ぼ、ぼくのそれ、ぇっ…あ、あげ、ますぅ!
(とにかく懇願を続ける千歳のお尻を、今度は匂いを嗅いでくるモンスター)
(怯えた表情でモンスターをチラチラ見る千歳の瞳に、血管が浮き出るほどに勃起した肉棒が見えた)
で、でしょ?
ぼ、ぼくのお尻、い、いい匂いするって、よく、言われるの。
(モンスターが欲情しているとわかり、無理矢理笑顔を作る千歳)
(何とかして助けてもらおうと必死になって笑おうとしている)
(それが効いたのかはわからないけど、モンスターは助けると言ってくれた)
は、は、はい、ありが、ひゃう!?
(安心しかけた千歳を、モンスターは抱え上げて宝箱に放り込んだ)
うぐっ…え、な、なに…?
(不安げにきょろきょろする千歳に、モンスターはじっとしていろと言って蓋を閉めた)

(それから少しの間、千歳は暗い中で小さく震えていた)
(モンスターは助けてくれると言ったけど、それが本当かどうかはわからない)
(宝箱から出されたら、そこは調理場だったということもあり得るから)
…っ………っ
(千歳は恐怖になんとか耐えながら、言われたとおりじっとしていた)
(やがて宝箱が下ろされ、モンスターが蓋を開けて、千歳に出てくるように言ってきた)
…は、はい…
(おそるおそる顔を出すと、そこはモンスターの住処のようで、簡単な作りの小屋になっていた)
(本当に助かったようだと、千歳はいくぶんか安心して箱の外に出た)
(するとモンスターが近づいてきて、千歳のお尻を撫で回しながら耳元で囁いてきた)
え…つ、つが、い?
(一瞬何のことかわからなかったけど、モンスターは千歳と夫婦になりたいといっているらしい)
あ、え…な、なんで…で、でも…
(混乱してうまく言葉が出てこない)
(一瞬ここでモンスターを倒して逃げようかと思ったけど、千歳にはここが洞窟のどこか全くわからない)
(道に迷うだけならまだしも、違うモンスターに捕まったら、今度こそ食べられてしまうかもしれない)
ぁ、う…ぼ、ぼく……な…なり、ます。
(逃げ出す手段が見えないまま、千歳はそれを受け入れた)
(今はとにかく生きることが第一で、モンスターに従っていけば、この辺りのことや洞窟の道もわかるかもしれない)
(それからでも、ここから逃げ出すこともできると思っていた)
ぼく…あ、あなたの、つがいに、なります。