(これからどうしよう…そんな不安な気持ちを抱きながら、着替えや荷物の入った鞄を背負ってトボトボと裏通りの道を歩いていると、不意に聞いたことのある声が聞こえて顔を上げる)

あ、お客さん…こ、こんばんは。
えっ? えっと、ボク…ボクは…今日は、その…
(目の前にいつの間にか見知った常連客の男性が立っていたので、ビックリしながらも挨拶する。しかし、その声にはいつもの元気は無い)
(頭を優しく撫でて貰って、フードの下の犬耳がくすぐったそうにピクピクと動く。ついでどうしたのか聞かれて、答えようとしたが、思わず目にじわっと涙が浮かび俯いてしまう)

えっと…今日、お店で失敗しちゃって…お皿もいっぱい割っちゃったし…それで、店長さんに、もう出ていけって…言われて…
…それで、どこか別の場所でお金稼がないとなんだけど、すぐにはお仕事も見つからなくて、ダンジョンで稼ぎたくても、ボクそういうの良く知らないし…それで…
………
(目元を袖で拭きながら、男性にぽつりぽつりと事情を説明する。いつもお店ではすれ違いざまにお尻を触ってきたりする困ったお客さんだったけど)
(今こういう状況で話し相手がいるのはとても有難く感じた)

【書き出し有難うー。こちらはこんな感じで良かったかな…? もしダメそうだったら途中で別シチュに変えてもいいからね】
【あ、あと、途中で食事休憩が入るかも…】
【じゃあよろしくお願いします!】