(そこのマスターの子供である千歳と会うことが最近の楽しみにもなっていた)
(愛らしいその子が手伝いに来ているときは随分と気分も良く仕事が出来る)
(それを自分でも理解していて、同時に懐いてくれるその子をとても可愛がってもいたのだが…)
…これ、本物だったのか…。
(男は自分の姿を鏡に映してそう呟いた)
(路地裏で売っていた怪しい薬…透明になれるだとかいうその薬は単なる玩具だろうと買ってみた)
(これで千歳と遊んでやろう、そう考えていた叔父は薬を試しに飲んで…)
(そして今、透明になってしまっている…)
……鏡には映らないし…なぁ…。
(それでも誰にも見えないのかはわからず)
(とりあえず、千歳のいる喫茶店へとやってきて…)
(今はお客の居ない店内、そこで暇そうにしている千歳にこっそりと近づくと)
(そぉっとスカートを捲って下着の確認をしてみる)
(もしも自分の姿が見えていたとするならば、正面から近づいてきた自分に絶対気づくだろうと考えて…)
【とりあえず、書き出してみたよ!】
【今日は21時半まで、遊べそう…かな…】
【千歳くんはどうかな?】