(今の呼びかけにも、叔父さんの返事はない)
…お・じ・さ・ん?
(少し考えてから、ちょっと可愛らしい声で呼んでみる)
(元々女の子みたいな声だから、意識して声を出すと男女の区別が全くつかない)
(本来ならここまで呼べば絶対に返事があるはずだけど、今日はなぜか返事がない)
あれ…もしかして、トイレ?
(キョトンとして呟く千歳)
(客がいないのは叔父さんも知っているから、この間に用を足しているのかと思った千歳)
(今日に限って言えば家族もいないから、店内が余計に静かに感じる)
…もぉ
(静かな店内に耐えられなくなったのか、千歳はカウンター越しにキッチンを覗こうとする)
(とりあえず叔父さんが中にいるのか確認しようと決めたのだ)
(次の瞬間、千歳のスカートが思い切り捲り上がった)
…え?
(ミニスカートは完全に捲り上がり、ピンクのパンティとそこから伸びる白い太ももが露になった)
…っっ…ひゃぁぁああぁ!!??
(あまりに突然のできごとに硬直したあと、思い出したように変な悲鳴を上げた千歳)
(今度は風でもなんでもなく、何かに引っ張り上げられるようにスカートは捲れていた)
え、えっ…な、なに、なにこれぇ!?
(小ぶりだけど肉付きのいいお尻も晒されて慌てる千歳)
(そして両手でスカートを押さえようとした時、捲れていたスカートは力を失ったように自然に下りてしまった)
…い、今の…なに…?
(訳のわからない出来事に不安になったのか、千歳はカウンターからキッチンを覗き込む)
お、叔父さん!叔父さんいる?
今、その、変な事あって…
【もうすぐ時間だから、今日はこれで凍結にする?】