>>581
(千歳の話を、叔父さんはネズミが出たように思ったらしい)
(何があったのか、結局千歳は叔父さんに言えなかった)
(千歳自身、あれが本当の事だと自信を持って言えなかったし、言っても信じてもらえそうにないから)
(今は何もないし、余計な心配をかけるよりは、仕事に集中しようと千歳は思った)

〜♪
(店内のBGMに合わせて軽く鼻歌を歌いながらテーブルを拭く)
(客が来ないのは暇になりがちだけど、逆に言えば叔父さんと2人きりでいられる時間でもある)
(それが嬉しくて、千歳の動きも自然と軽やかになる感じがした)
ふぅ、ねえねぇ…
(テーブル綺麗になった?と聞こうとした時、店の扉が開いて客が入ってきた)
え、ぁ…いらっしゃいませぇ!
(叔父さんに話しかけるタイミングを失い、微かに残念そうな表情になった)
(でもすぐに笑顔で接客し、客をテーブルに案内する)

こちらメニューです。
注文お決まりになったらお呼び…あ、はい。
(客はすぐに頼むものを決めたらしく、千歳に注文してきた)
はい、ケーキセット…ショートケーキのですね。
お飲み物は…コーヒーで。
(注文を取る千歳は気づいていなかったけど、客はチラチラと千歳の太もものあたりを見ていた)
(スカートがまた自然にそして静かに捲れて、ピンクのパンティーと、その中心の女の子にはない膨らみが露になっていた)
(そして仕事に集中したことで、千歳はスカートが捲られたことに最後まで気付かなかった)
(何故か気まずそうな客から離れ、千歳は注文の紙をキッチンに差し出す)
叔父さん、ショートケーキセット、コーヒーでお願いしまーす

【書き込めるようになってよかったね叔父さん!】
【そういうのって、焦ってドキドキちしゃうよねぇ】

【えっと、じゃあ22時までだけど、よろしくおねがいしまーす】