>>638
(千歳の話に、叔父さんは笑いながら答えてくれた)
う、うーん…やっぱりダメかなぁ
(千歳としては結構本気だったけど、お父さんのことを言われると弱い)
(千歳も留守を任されている立場だから、勝手な行動はダメかもしれない)
ふぅ。
じゃあ真面目にお店を頑張るしかないかぁ…うん。
(自分に言い聞かせるように呟いて、千歳はカフェオレをこくりと飲む)

(その最中、叔父さんがお休みのことで話しかけてきた)
うん、そうだよ?
(明日は祝日でお店もお休みだから、何をしようか悩むところもある)
それが何か…って…え、ええ!?
(突然お泊まりの話を切り出されて、必要以上に驚いてしまった)
あ、あうあう、ぼ、ぼぼく…
(慌てて呂律が回らなくなった千歳)
あ、う、うんっ!
ぼく、叔父さんのところ泊まりに行きたい!
(殆ど考えなしに答えてしまった千歳だけど、それも叔父さんと一緒にいたいという思いから)
(そのあとで叔父さんに頭を撫でられて、少し冷静になる)
あ、も、もちろんお母さんとか許してくれたらだけど…ね
(取り繕うように一言付け加えた千歳だった)

(カフェオレを飲み終わり、叔父さんが仕事の再開を伝えてくる)
うん、あと少しだもんね
(確かにもう少し頑張れば今日の仕事は終わりだ)
(ホッとした感じで立ち上がり、そこで何かに気づいたように叔父さんに向き直る)
あ…えと、その前にトイレ行ってくるね
(叔父さんに一言伝えて、千歳は用を足すためにトイレに向かった)