(叔父さんは話をしながらリビングのテレビの下からゲームを出してきた)
あっ、ぼくこれ知ってるよ!
うちにはないけど、人気あったんだよね。
(古いテレビゲームだけど、有名なゲームだから千歳にも分かった)
(叔父さんは続けてゲームを取り出すと、ゲーム機にセットして電源を入れる)
…あ、これ、えーと…うん、やったことないけど、どうゆうやつなのかはわかるよ!
(ゲームも結構有名なもので、千歳はやったことはないけど知ってはいた)
(テレビに映るゲームの画面を食い入るように見ている千歳)
(画面に見入る千歳に、叔父さんが話しかけてくる)
(罰ゲームの内容の話題だけど、千歳自身が迷っている部分があった)
あ、う…えと、腹筋とか、そういうのはやだなぁ
ぼく、ちょっと運動とか苦手だし。
(表情からすると、本当に苦手のように見える)
それなら、まだこちょこちょとかの方がマシ、だけど…
あ、あの…あと、抱きつくとかも…まだ、マシかなぁ
(戸惑っているような口ぶりの割には、ちょっと頬を染めている千歳)
(本当は抱きしめてほしいと思っているのだけど、あくまで罰ゲームだから、ちょっと嫌そうな感じで話している)
(それと一緒にハンデの話もした)
これ結構有名なゲームだし、さっきも言ったけどゲーム内容は分かるよ。
(叔父さんからコントローラーを受け取り、ボタンを適当に押してみる)
叔父さんやる時間なかったって言ってたし、それならハンデもなしでいいかも?
【叔父さんは今日は何時までできそう?】
【ぼくはいつもと同じだけど、22時くらいまでだよ】