ちぃ、五月蠅い奴らだ。
(いきなり出てきた、気色悪い存在の数々)
(その集団が彼女の前にいた)
ボクを舐めるな!
(一斉に襲い掛かってくるが、その波のみこまれる前に、彼女の体が浮いた)
(いや、正確には飛んだのだ。そして、そのまま天井を着地するような形で蹴ると)
(その勢いのまま、地面へととび蹴りを当てる)

(銀の洗礼の力と魔族の力)
(それがその着地点にいる存在を一気に消し飛ばした)
さぁ! どんどん来い!
(後ろにいる連中には目もくれずに、前のみを突っ走る)
(拳や蹴りは触れれば一撃で葬り去るモノだ。彼女も怒りに我を忘れているかのように前に進むだけ)

出てこい! エウリスを返せ!
(大声で叫びながら、洞窟を突き進んでいく)