(白いワンピースのレオタードコスチュームに彩られた魔法少女は魔物退治に飽きてきていた)
数だけは多いし、最悪、気持ち悪いし
(何百匹といる蛞蝓の駆除には時間がかかって疲れ切っていた)
(また彼女自身も蛞蝓なんて大っ嫌いだ。気持ち悪い存在を好きでいるはずがない)
まぁ、とにかく帰ったらシャワー浴びないとね
(そういって、彼女が地上に出た瞬間に襲ってくる存在)
ああ、もうっ!
(一気に四散する炎が彼女を包んで、その大半を焼き尽くしていく)
へへーん、弱いわね。まったく、単細胞な頭をしてるくせに、罠とかありえないわよ!
もっと、しっかりしてから、私にかかってきな……
(だが、そう言った瞬間、彼女の意識が途切れた)
えっ?
(それが、撃ち漏らした数匹の仕業とわかる前に)
【はいよろしくお願いします】