ん? あ、あれ?
(ようやく目を覚ました彼女が、まだ意識がぼんやりとしている)
わたし、何してたっけ?
(そういって体を起こそうとするが粘つくような感覚を覚えている)
えっ? な、何これ? このっ! 
(だが、力が入らない。魔法が使えないのだ。さらに嫌な感覚が彼女を覆っている)
(ぬるぬるとした全身の感触。それを見れば)
ひっ! き、気持ち悪い! な、ナメクジ? は、離れなさい!
(体の前や下半身をぴっちり覆っているレオタード衣装の上に蛞蝓が這っている)
(見ればむき出しの脇や腕にも這っており、その気色悪さは大きかった)

んぅ……き、気持ちわるい! いやぁ!
(体を包む衣装はすべて黄ばみ粘液が滴っている。その感触はその下にある彼女の白いきれいな肌にも伝わっている)
(もともと隙間なく密着している衣装にはさらにその感触と、その上から這いまわる感触に身をくねらせている)
んぅぅ! このぉ!
(腕や肩を這い回れるたびに変な感触が彼女を襲い始めていた)
(その感覚は、腋のすぐ近く、衣装の途切れ目である胸横から新たなナメクジが入ってきたら、さらに大きくなった)
んぅぅ、だめ、む、むね、気持ち悪い! いやぁ! んぅぅ!
(気持ち悪いだけではなく、甘い吐息が吐き出されてしまう)
(そこには希少悪さとは別の気持ちよさが見えていた)

【すみませんが、この子下着つけてないです】
【ブーツから首元まで全部一体型のレオタードのを着てますので、下半身と上前半身を厚めのレオタードだけで覆ってる感じです】