(さらに大量のナメクジが体に這って、コスチュームの中へ入ってくる)
(直接肌を這う感触は、さらに気色悪い感覚に陥っていた)
いや、いやぁ! この、離れなさいよ!
(ただでさえ体中はレオタードに染み込んだ汚らしい粘液にまみれていたのに)
(さらに直接塗られる感触は、どうあがいても気持ちよさなんて感じられるものではない)
(だが)
んぁぁ、やぁ、は、這わないでよぉ、んぅぅ、だめぇ、ぬるぬる動かないでぇ! んぁぁ!
(グローブやさらには胸からお腹へと這って膝や足にも衣装の中を張って動く蛞蝓たち)
(股間を除くすべての素肌にナメクジの柔らかい体の感覚が這い回り)
(それが媚薬によって快感に置き換えられて、彼女は艶やかな声を出していた
はぁ、む、胸ぇ……這いずりまわらないで!
(特に横乳が見える、歳の割に大きな胸は既に衣装に隠れているところもそうでないところも)
(乳房全体にナメクジが覆って、そこからすべての快感が彼女を襲っている)
(乳首は立ち、ぬめりによって敏感になったそこは悪循環に陥っていく)
あ、あんた、この低能のくせに
(全身にナメクジが這い回る快感に抗いながら出てきた大きな蛞蝓を見やる)
(こんな存在は、多少知恵があるとはいえ先ほどまで駆逐してきた存在と変わりない)
(そう思えば、彼女は必死に起き上がろうとして)
このぉ……
(腕と脚をねちゃねちゃと動かして、自分を固定している粘液を取ろうともがき始めていた)
こんなものに、あんた達なんかに、んぁぁ! ああぁ!
(床に大の字になっている彼女はどうにかして、自由を得ようとするが)