調査のために出向いていた。だけど…決して油断していたわけではない…
でもあたしの部下たちは、突如現れた黒い影…幼い少女の姿をした悪魔に急襲され
あっという間に原型を止めない姿に変えられて、その命を散らしてしまった…
なんとか応戦していたあたしも、今までにない強さのこの悪魔に押されて…
「げふっ!……ぎゃ、あ………!ひ、ひぃ……」
結局一太刀も浴びせることが出来ずに、この有様…全身の骨と言う骨はほとんど折れ
内臓もいくつか破裂していたと思う…何より、顔は鏡を見なくてもわかるほどボコボコにされて
とても人前に出せるようなものではなくなっているのがわかる…
そういえば昔も、こんな風に殺されたことがあったなぁ…なんて走馬灯のようなものが頭の中を駆け巡る
「ひ……ひゃめ……こ、ころひゃ、ないでぇ……ぎゃっ!!?」
みっともなく呂律の回らない舌で命乞いをするが、殺戮そのものを楽しんでいるこの子に
そんなのが叶うわけもなく、足を振り下ろされ……あたしの醜くなった頭は胴体を離れ
恐怖に歪んだ瞳でどこか宙を見ていた。
【それではお願いします】