ふふ、来た来た……
(錫杖の音がする。それが獲物の音だという事は分かっていた)
さーて、もう少しで見えるでしょうね
(洞窟の中間あたりに座ってる小さな少女の恰好をしたものが、手に紅茶を持ちつつ優雅に座っている)
(それは、飛んでくる存在が見えるまで優雅に舞っていた)

とはいえ
(彼女とてただ紅茶を飲んでいるわけではない。彼女の周り、さらに彼女の奥には大量の罠を用意して待ち構えている)
(侵入者を捕えるためだ。そして、彼女はその姿を見ても動かずに紅茶を飲み続けた)
ごきげんよう。と言った方がいいかしら?
(あっけなく、そっけなく、なんの攻撃もなく飛んで見えてきた少女に向かって声を掛ける少女)
今回は私の非礼な挑戦に出向いていただきありがとうございました
お礼を申しますわ。私の罠の屋敷ぜひご堪能いただければ幸いです。

(そうおそらく射程外と思われるところからあいさつしつつも)
(彼女は指示を出した。彼女飛んでいる当たりの洞窟の脇の辺りから急に動く気配が感じられるようになる)
待ち伏せをご覧あれ
(唐突に左右からモノが襲い掛かってくる)
(先端にはおそらく彼女の手下と思われる存在で、手に持ったこん棒で殴りかかろうとしてきた)
さて、まずは私を退治するのであれば、ここまで来ていただかないといけませんね。
(ゆっくり、ゆっくりと彼女をある場所まで誘導しようと、手下を何体もけしかけるカプリコ)

【よろしくお願いします】