あらら……これはまた……
(沼を凍らせてしまい、罠を無効化されたことに驚きを隠せなかった)
(同時にこちらに向かって炎の弾を撃ってきた)
なかなか、しぶといお方ですね!
(彼女はティーカップを前方に投げ捨てる。途端にその中の紅茶が防壁のように彼女に壁を作った)
(それが炎を受け止めるが同時に水蒸気が湯気となり周りの視界を覆った)

ふふ、さて、いざですわよ!
(途端に彼女は目の前から湯気の中から飛び出してきた、手には素手であるが電気の火花が散っている)
肉弾戦、いつ振りでしょうか?
(周りは所々凍らせてあるが未だに沼の場所は多い)
(だが、彼女は沼の上も地面を走るかのように来ていた。速さとしてはおそらくアシュと同じ程度であろう)
さぁ、お覚悟!
(だが、彼女が拳を振りかぶると同時に指を鳴らす。途端に上から何かが降ってきていた)
(それが先ほどの蜘蛛の糸が壊れた粘液の雨であった。拳に注意を向けさせて本命は上から)

はぁ!
(そして、同時に動きを止めた状況での一撃)
(雷の拳はたとえ何かでガードしてもその雷は相手を焼いてダメージを食らわせるモノだ)
(直撃しなくてもある程度のダメージは期待できる)
(ましてや、上からの粘液シャワーに体を捕えられれば、ある程度のダメージはできると踏んで)