>>142

(人狼族の集落での公開凌辱から3日が過ぎた、あの日、人狼の子供を身籠ってしまったサヤは……)

ご飯が出来ましたよ〜、さぁ、早く手を洗って来て下さいな!。

(……物凄く馴染んでいた)
(元々着ていた着物は見る影もなく、森の植物で作ったビキニ水着のような衣装を着ており……)
(動物の爪や牙、木の実で作った装飾品を身に着けているが、その格好は完全に人狼の集落の一員そのものだ)

今日も一日、狩りで大変でしたね、お疲れ様でした。
「がう……」

(サヤが穏やかに微笑みながら声を掛ける相手は、あの日、サヤを襲って身籠らせた人狼だ)
(彼は彼に話かけながら夕飯を並べる妻……サヤの膨らんだお腹を見て、そこに自分が宿した命が息づいている事を確認する)
(そう、サヤは妊娠してからまだ3日目であるというのに、既にお腹が膨らんだ妊婦となっていたのだ)
(この世界は、我々が知る世界とは世界の法則が根本的に違う)
(神々の加護や呪いが現実として存在するこの世界では……異種族の子を宿した時、その妊娠期間はすさまじい速度となる)
(元々は魔獣に襲われて、子を宿してしまった乙女を神が哀れみ、その苦痛を和らげる為と云われているが……)
(地域によっては、堕胎を決して許さない呪いだとも云われており、その真偽の程は定かではない)

「……がう、がう」
あっ……、もう、ダメですよ。

(夕飯の支度をするサヤの大きくなったお腹や……ほとんど丸出しのお尻を見て、彼女を犯した記憶を思い出したのか)
(人狼の男はサヤに身を寄せて、その尻を優しく撫で……サヤの耳元で、「交尾がしたいよぅ」と、甘えた声を囁く)
(彼の発情期間は収まりつつあったが、それでも天性の素養なのか……彼は妊娠中のサヤに対しても交尾をしたがる)
(発情期間中は乱暴であったその欲求は、今ではまるで親しき者に甘える幼子のようでさえある……と、サヤは思っている)

エッチはご飯の後です、夜になったら相手をしますから……ね?。
「がう!」

(……彼に犯され、その子供を宿してしまったと知った時、サヤは沢山泣いた)
(泣いて、泣いて……一晩たった次の日、ケロッと開き直ってしまったのだ、妊娠しちゃったらもう、しょうがない、と)
(人狼の青年とも話をして……サヤは彼の妻になる事になった、愛情から始まった訳ではない結婚ではあったが……)
(そこはサヤが生まれつき“おかしなところ”を発揮して、人狼も、結婚も、この生活も、全部受け入れてしまったのだ)

【大変長らくお待たせしてすいません、二つに分けますね】