>>96-97
「触れるわけにはいかないが、だからと言ってこのまま離れるわけにも、な……」
困り果てた様子で周囲を見回す男だが、助けを簡単に呼ぶこともできない。
男性に声をかけるわけにもいかず、だからと言って女性客を探そうにも大抵はカップルや家族連れ。
近くの海の家的な休憩所に連れて行って詳しい人間に任せるのが男にできる最善手だろう。
ただし、問題はどうやって移動するかだ。
普通に立って歩いて貰うことは望めず、隠すのを手伝おうにもモンスターの毒が悪戯をする。
悩みに悩みんだ末、男はあることをすると決め、覚悟を抱いた表情をサヤに向けた。
「先に言っておくが、これは毒に対する一時的な応急処置だ。
処置なのだから特に深い意味は無い。できれば終わったら全て忘れて欲しい」
くどくどと他意は無いと前置きしてから、何をするのかについてはやや歯切れ悪く。
「……その、一度イけば、毒の効果がある程度薄れるんだ。
一人でやってもらうことも考えたけど、手伝った方が速いからな」
サヤが言葉の意味を理解してどうリアクションするか、それを見た後に冷静でいられるかわからず。
言葉を告げ終えるのと共に「すまないが、触るよ……」と呟きながら、サヤの下腹部に手を伸ばした。
さっきはすぐに視線を逸らしたが無毛なのは見て取れていて、つるっとした部分を指が撫でる。
割れ目を縦になぞり、その上の膨らみも適度に刺激しながら少しずつ準備を整えて。
サナの秘部が湿り気を帯びたのを確かめてから指を一本潜り込ませて、浅い所で出し入れしながら沈めていく。
膣の入り口を解しながら指を進めていき、途中で関節を折り曲げて敏感な所まで探る。
紳士的とは言え男であり、異国の少女に快感を与える内にその頬は赤らんでいた。
本気でサヤをイかせようと指の本数を二本に増やし、刺激を強めて、絶頂へと導こうとする。
周囲に怪しまれないよう反対の手でサヤが大きな喘ぎ声を出した時は塞ぎつつ、その瞬間を迎えれば。
毒の効果が一時的に収まったサヤの体をお姫様抱っこで抱えて休憩所へと駆け足で運ぶことになる。
そして事情を話して空いているベッドに寝かせた後はすぐ立ち去ろうとする。

【河童、怖ろしい…だけどGJ】
【では少し(?)エッチなことをしてしまう展開で】