「ぐっ!……ち、ちがうの……
今のは頭のなかが勝手に……なにか、何かしたんでしょう!バケモノ!」


(そう必死で罵る桜の声はおそらくリリアーナには通じてはいないのだろう
桜の下半身の穴三つをすべて塞ぐ作業をはじめる)

「やめっ……」

(必死で穴から吐き出そうとするが触手たちは皆、桜の体内に吸い付き離れない
やがて、桜の意志ではなく本能的な排泄欲求が湧き始める……
だが、人の見ている前で股間の汚物受けのトレイに用を足すほどの勇気があるわけではなく)

「おねがい……おねが、ださせて……トイレに……っ!きもち……わるいの」

(そして、そんな膣内をえぐられ、排泄欲求を湧きたてられる不快感しかない凌辱の中で
ほんのりと彼女がほとんど今まで感じたことがない感覚が……高まってゆく
それが性的な快感だということを桜は知らない)

「うう……きもちわるい……くすぐったくて……へんなの
それに、それに、おなかの中からなんだかからだのなかに染み出してきて……
毒!?これが……かすみを殺した……毒なの!?やだ……やだ……」

(実際に香澄がどんな状態になったのか、桜は正確には知らない
だが、横のベッドで一心不乱に腰を振っている黒髪の少女
それはもう映画の中のゾンビか何かにしか見えなかった
だから、自分もそんなバケモノにされる、そんな恐怖に必死に首を振る)