「ぐっ……おも……らし?
ちがう、ちがう……の。それは……あの蟲が出したもので……」

(実際には違う、この液体は間違いなく桜の中から染み出してきたもの)

「だから、だから……おもらしさくらとか……そんなこと言わないでよ……
それに……こんなの、こんなのになるなんて嫌……」

(そう言う桜を無視し、顔に下半身を押し付ける香澄
更に桜の急所に舌を這わせる香澄)

「う……や、やめて……そんなところ、おしつけないで……」


(淫液からは決して通常の嫌な臭いはしない、むしろ不思議な芳香を漂わせている。
香澄の顔に塞がれて見えなくなる視界とあわせ、桜から情報がどんどんと絶たれてゆく。
桜の、決して強くはない心臓がばくばくと鳴ってゆく……そして。)

「それにさくらのも……なめないで……
そんなところ、きたない、きたないよ……おしっこのところ……」

(そう言葉を紡いではいるもののどんどんと不思議な感覚が心を満たしてゆく。)

「ぁ……うんっ!?ぃぃ・・・・・いやっ!」