>>160
(飛白と2人きりの勉強会をするたび)
(お守りの力を使って徐々に飛白を変えていく)
(飛白自身気付かぬ間に、)
(由梨香への依存を深めていた)

(そんなとき、飛白から問われたのは、)
(自身の記憶の曖昧さだった)
(内心で少し焦りながら、平静に答える)

心当たり……って、私の家では勉強だけしかしてないでしょ?
それとも行き帰りの記憶が曖昧とか?

(そんなことを言いながら、飛白の後ろに回り、)
(背中から彼女を抱きしめるて、耳元でささやく)

それよりも、『飛白は由梨香を愛してる』んだよね?
なら、飛白は由梨香の言うことを良く聞かないと。
由梨香の言うことをちゃんと聞いたら、
飛白は気持ちよく幸せな気持ちになるんだよね?

(その言葉により、飛白は由梨香を愛していることを思い出す)