はは、こうしてるとやっぱり昔を思い出すな―。
香奈は普段は元気いっぱいだったけど、こうしてお風呂で洗ってるときは割とおとなしくなってさ。
まあ大人しいほうが綺麗になれるって、何となくわかってたのかもしれないけど。
(香奈の胸の辺りを揉みながら…、もとい、「洗いながら」、再び過去を懐かしむような口調で笑う)
(こちらには下心がないことを言外に相手に意識づけさせる狙いがあるが、行為は全くの逆である)
(ゆえに香奈は多少の違和感と…それを飲み込めば、今度は自分だけが羞恥を覚えることになるはずだった)
(最も、こちらに身を任せるように言っているため、たとえどれだけ緊張しようとも、抵抗はできないわけだが)
ん?
…ごめんごめん、ひょっとしてくすぐったかったか?次から気を付けるよ。
(声を漏らしたのを聞き逃さず、気遣うように声をかける)
(本当はそれが何の声なのかは…この手のひらの下で主張してくるものの存在でわかっているのだが)
(だがここばかり丁寧に洗っても、香奈の違和感が増してくる可能性もある)
(十分に柔らかさを堪能してから、その手を放して胸を解放してやる…当然、その先端も突起も露になる)
(だが敢えてそこには触れず、鏡越しにちらりと視線を向けた後、今度は香奈の正面に回る)
そしたら今度は足を洗うからなー。香奈、「洗いやすいように足を開いてくれ」
(香奈の正面にしゃがみ、まずは膝から下の部分に指を沿わせ、洗い始める)
(片足ずつ、洗う時は少し持ち上げるようにして、満遍なくそのすべすべとした感触を楽しんでいる)
香奈って足がすらっとしてるよな…もう少し大人に成ったら、モデルみたいになれるんじゃないか?
(こちらが正面にしゃがみ、そして足を開くよう暗示したことによって、自然、香奈の大事な個所はこちらの視線に晒されるが)
(足先から膝、そして腿と…最後に洗うべき足の付け根のもう少し先へは、意識が向いてないかのようにふるまう)
(それでも、その瞬間はゆっくりとだが、確実に近づいてはいるし…香奈の羞恥がどの程度かは、そこを見れば明らかだろう)