(こちらの暗示に対して、香奈の反応が鈍かった…というか、一瞬抵抗があったような気がしたが、)
(少し早急過ぎたが、と思う間もなく香奈は言うとおりに足を開いてきた)
(気のせいだったのか、あるいは別の理由があるのか…そんな考えが頭をよぎったが)
(ひとまずは足のすべすべ感を楽しむことにする。こういう時は普通にふるまうのが一番だとわかっていた)
んー?どうだろうな…
確かにファッションモデルでも、たまに奇抜な衣装を着るケースはあるみたいだけど。
でも基本的にはおしゃれな服とか、最悪でも水着とかじゃないか?
さすがに、こんな風に身体を洗うところを見られるってことはないような気もするぞ。
(香奈の足が少しずつ大きく広げられていっているのは、体を洗ううちに気が付いていた)
(意識的なのか、無意識なのかはわからないが、羞恥が快感に変わっていってるのは明らかで)
(狙っていたことだが、その足の付け根の近く…誰も受け入れたことがないであろう場所が、露になっていくのがわかる)
(にこやかに応じながらも、こうして開かれてしまえば視線がそちらに向くことは避けられず…多少、この妹にも不審に思われたかもしれない)
ふむ、足もだいぶ綺麗になってきたか。
あとはこっちもきれいにしないとだな…ん?
(そうやって話しているうちに、いよいよ香奈の股の辺りに手が伸びる)
(接触は何の気なしにという風を装い、手の甲をまずそこに触れさせて)
(先ほどから嫌というほどわかっていた香奈のぬれ方に、今初めて気づいたようなそぶりを見せる)
(ここは大事な場面だ、と考える。おそらくこの妹は、この事態に軽いパニックになるだろう)
(そこをどうフォローするかが腕の見せ所である…そう仕向けたのは自分だし、解決もゆがんだものになるだろうが)
…そうか、香奈もか。
まあこういうのは生理現象だからなあ。ほら香奈、「見られてると気持ちいい」だろ?
実は兄さんもな、さっき香奈に裸を見られてドキドキしてたんだよ…というか今もなんだけど。
だから、少しくらいこうなるのは普通のことだと思うぞ。…少なくとも俺はそう思うし。
(一瞬、コメントに詰まったようになってから、続く言葉は暗示と、それ以上の共感を見せた)
(ここで言葉に詰まったり否定したりしては、せっかく芽生えた香奈の感情を阻害してしまう)
(敢えて、こちらもそうであるという弱みを晒すことで、香奈への強い肯定を示す。)
…まあそれはそれとして、そこも綺麗にしないとだめだぞ。
「兄さんが妹の身体を洗うのは当然」だから、な?ちょっとだけ我慢してくれな、香奈。
【いざそこを触る段になってちょっと進め方に迷ってしまいました…返しにくかったら申し訳ありません】