そ、そうだよねっ
かわいい服とか水着ぐらいだよ……ね
(言われてそうだったと思い直す)
(なんだかさっきから変なことばかり考えちゃうな…)
(でも一瞬考えた、お兄ちゃん以外に見られたくない…ってのは本心だったと思う)
(他の人に見られたくないからって言うより、お兄ちゃんになら…って)
(兄妹だから、昔にも見られてるから…だけじゃなくて、別に理由があったのかもしれない)
(…でも、少しアソコを見られた気もして、それはやっぱり恥ずかしく感じる)
うん、きれぃ……に、っ……！？
(何気なく迫ってきた手に全然気づいてなかった)
(色々変なことを考えたせいだと思う)
(大切なとこの近くに触れるものがあった、視線を落としてお兄ちゃんの手だって気づく)
(触られちゃった…ってことと、濡れてることがバレるんじゃないか…ってこと)
(二つの考えが同時に襲ってきて頭がパニックしそうになる)
(でもその考えが行き着く先は一緒だった)
(どっちも恥ずかしくって、それが二つもあるから本当に今まで感じたことないくらいの恥ずかしさ)
(目を白黒させて口をパクパクさせて、漫画みたいにはっきりわかりやすいパニック状態)
(でも、お兄ちゃんに優しく声をかけられて…少しずつその緊張が解れて…)
……お、お兄ちゃん、も？
(言われたことは色々あったけど、私が気になったのはそこだった)
(見られて気持ちいい…って言われて、それはその通りで、でもすぐに首を縦に振れなくて)
(お兄ちゃんと同じなんだって方に興味が向いてた)
(私一人じゃないんだって思うと、パニックが収まっていくような気がする)
(真面目に洗ってもらってるのに気持ちよくなっても、おかしいことじゃないんだ…)
な、なんだ……そうだったんだ…
(らしくなく硬くなってた頬が緩んでいくのがわった)
(ほっとして、まだ顔は赤いままだけど、安心した笑顔をお兄ちゃんに見せた)
……うん、大丈夫っ
(でも…ソコを洗うって言われて、少しだけ返事が遅れた)
(きっとまださっきまでの恥ずかしさが残ってて、抵抗があったんだと思う)
(見られて恥ずかしいのはまだ続いてる…)
(でもそれで気持ちいいのはお兄ちゃんも同じだし、変なことじゃない)
(私自身にしっかり言い聞かせて、お兄ちゃんに洗ってもらうのを待った)
【返しにくいということはありません。大丈夫ですよ】
【ただこちらが…動転してる香奈を書くの楽しいんですけど、
ずっとパニックで思考があっちこっちに行ってるので、読みにくかったらごめんなさい】