(一度認めてしまえば堕ちるのは早かった。浸食が進み、レオタード衣装も同様にじんわりと)
(黒く染まり始めたからだ。同時に瞳も濁りきり、髪もまた黒く染まっていく…)
(そして完全に黒く染まり切った時、身体から天使の聖気とは真逆の、黒い邪気を吐き出し始めた所で)
(三度場面が巻き戻されてしまう)

「ちょっと!そこの貴方!ここは女性専門店なのよ。居る事から貴方が女性とは解りますが、少ししずかにしてくださいません事?」
(先ほどの女性だ。生気がある視線で此方を見据えて来る。実に不愉快な視線だ。)
(その他の女性もチラチラと此方を様子を見る様に見てくる。実に煩わしい。)
(そういえばどうして自分はコートを着てマスクに帽子などしているのだったろうか。ああそうだ思い出した…自分は…)
ー皆さんお待ちを。彼女は今回のスペシャルゲストのナオさんです!
今日はお忍びで来てもらってたのですが、もう隠す必要もありませんね。さあナオさん本能のままにお客さんのレディ達を侵食してあげてください!

……はい、ゲルド様…♪

(そう、自分は悪魔の人形、人々に人形化の悦びをもたらす操り人形ナオだ。そう理解したナオはコートを脱ぎ捨て、黒いレオタード衣装、まるでボンデージの様な
恰好で颯爽と店の中央に降り立つ。そして)

皆様お初におめにかかります〜。私はゲルド様の忠実な人形、ナオっていいます〜。
このお店の皆さまにはもう間もなく私と同じでゲルド様の忠実な奴隷人形になって貰います…
さあ、人形化への悦びを受け入れてください…うふふふ♪
(そう呟くと同時に、背中に魔力翼を生成する。それは白ではなく漆黒とも言える黒色。)
(翼から放たれる瘴気を人々が浴びれば、瞬く間に生気をなくした瞳へと成り代わっていって)

ふふふふ…♪どうですか…人類全員奴隷になってしまいましょ〜…そうすれば世界は救われるんですから…あははは♪
(堕ちた天使はどこまでもどこまでも堕ちて行く。悪魔の尖兵になり、忠実な奴隷人形と化したナオは)
(命じられるままにこの先次々に女性達を人形にしていった)

【すいません、こんな形で〆させて貰います〜】
【続きは嬉しいんですが今回はここまでで。3週間もお付き合い下さり感謝してます。】
【また機会あればよろしくお願いします〜】