>>847
(メイアが大きな木の下で雨宿りをしている同じ頃、)
(その近くを一人の男が通りがかっていた)
(メイアと同じように森の中で魔法の触媒に使う草を取っていたのだが……)

天気が悪くなりそうな予感はあったが、
まさかここまで強く降るとは……
ここは家に戻るほうがいいな。

(そう言って研究施設兼用の自宅に戻る途中、)
(自宅近くにある大木の下に、少女のような外見の人影が見える)

おやおや、こんなところに少女が一人出歩くとはねえ。
大方、このあたりの薬草を採っていたのだろうが。

(そう言いながら思案する)
(実は、禁呪法などの公に出来ない研究をしている身として)
(たとえ少女と言えど、施設を見られるとまずいと判断、)
(彼女を実験材料としてこっそり「処分」することにする)
(遠回りしながら、一度自宅に戻り、)
(実験を兼ねて2体のスライムを持ち出す)

さて、これで捕まえるとするか。
雨が酷い今日なら、スライムをけしかけるのが一番いい。

(メイアとは木を挟んで反対側で使い魔であるスライムを放つ)
(1体は木を這い上ってメイアの上に近づき)
(もう1体は、メイアに見つからぬよう這いながら、メイアの前にある水たまりの中に入る)
(そして、木の上のスライムが上から落ちてメイアの耳の中に侵入したことを感じ取り、)
(水たまりのスライムに両脚を固定するようにして捕捉する指令を出す)

【ちょっと指示が細かいですが、よろしくお願いします】