なんだぁ……そんな「難しい顔」して……?
(彼に妖艶な笑みを近づける。少しからかうような様子でそう言うと)
(小さな身体で懸命に甘えるように抱き返してくる。その手の強さが彼の興奮の度合いを芹に伝えた)
大丈夫大丈夫。お姉ちゃんは逃げないよ……♪
(彼を安心させるように抱き返す。優しく彼の汗ばんだ髪を梳くように撫でる)
(ぱたん、とドアが閉じる音が聞こえる。すると慣れた手つきですかさずカギとチェーンをかける)
(そしてまた彼を抱きしめる。頻繁に会っているのに、いつ会っても彼が恋しくて仕方がない)
(ほんのりと香る彼の匂い。まるで女の子を抱きしめているような華奢な身体と甘い匂いが芹をゾクゾクと「その気」にさせていく)
(逆に胸へ埋めるように抱きしめた彼には、芹のむせ返るようなフェロモンと、ミルクの甘い香りが染み付くほどに香っていることだろう)
くすっ……前にしたのは何時だったっけ……久しぶり、だよね…?この間は会っただけだったし……。
私も、ずっとずっと我慢してたんだ…♪今日が待ち遠しくて仕方がなかったよ。
(彼の準備万端、と言う言葉に満足気に微笑む、芹も準備はバッチリできている)
(もちろん、身体の方の準備も。芹の下半身を包むスパッツにはすでにじっとりとシミが広がっていた)
んっ……もう?………ふふ、良いよ、着替え、しよっか♪
(名残惜しそうに彼と身を離す。そそくさと着替え始める彼に続き、芹も服を脱ぎ始める)