(いつもカレンが聞く明るい声のまま話しかけるあかり)
(対していまだ声を荒げて怒号を飛ばすカレン)
(髪が掻き分けられ、カレンの目がよく見えるようになる)
(その目は怒りと困惑、そして少しの恐怖が混じった目をしていた)
(遊びか冗談か、それとも…。あれこれ思考を巡らすカレン)
「な、何言って…」
「なんのことだっ……!」
(いつも楽しくやっていること。それを聞いて今まで自分が行ってきた殺害行為が脳裏に浮かぶ)
(それにしか楽しみも快感も見いだせなくて、それしかやってないのだからすぐに思い浮かぶのは当然だろう)
(しかしカレンは隠す。今までも隠し通してきたから)