(此処は日本国内でも気品があるとされる、とある女学院。そんな学院の中でも、特に優れた女子生徒が
剣道部内に二人いた。一人は剣崎 唯我 。この剣道部で主将を務め生徒会長でもある。文武両道且つその容姿からも
学院内で知らない者は居ないとされる人物。由緒ある名家の一人娘で、その立居振る舞いからも周囲から一目を置く程。)
(そんな人物が務める剣道部内で、今年入って来た新入部員がまたしても脚光を浴びていて。)

ふぅ……………。
(一人シャワールームにて汗を流す少女。日本においてはかなり珍しいアルビノのロングヘアーを腰にまで落としていて)
(切れ長な目に、整った顔立ち。そして無駄ない肢体。剣崎 唯我と同じく今年剣道部に所属した新入生、永滝菫だ)
(学園に入学するや否や、その体つきからか、直ぐに注目され、そしてこちらも才色兼備・文武両道であり、且つ剣道部に入部した物だから)
(瞬く間に注目を浴びる事に。事実実力も主将に迫るものがあって。そんな事で今では学園の二輪の華とまで言われることに。)
(そんな彼女は部活動が終わり、一人シャワーで汗を流しており、この後は唯我に個人的に用事があると呼ばれていた。)

さて…そろそろ参りましょうか。先輩を待たせるのも申し訳ありませんし…。
(制服に着替え、唯我の待つ生徒会室へとやって来たのだった。)
(道中すれ違う先輩後輩から感嘆の声を浴びるが気にせず、豪勢な誂えのされた生徒会室の前に来ると扉を叩いて)
失礼します。1年A組の永滝菫です。剣崎生徒会長様はおられますでしょうか?

【と長々となりましたがこの様な形で如何でしょうか。成行き上、生徒会長という事にしました。】