「…………………」
扉の向こうにいたのは3人。
話し始めた女が自分をこんな状況にしたのだろうか。一見してこっち側の人間ではなさそうだが…。
ヴィーナは女の言葉には一切返さずただひたすらに鋭い瞳を突き刺す。それは、女に秘部を刺激されている間も同じだった。
「…っ!!……ぅ…!!……ぁぐっ!!」
唐突に女が拳を握りしめたのが見えた瞬間、身構えようと体を反応させるが今は拘束されていて。
無抵抗な柔らかい腹に女の拳がめり込む。
始めは歯を食いしばり声を上げることはなかったが、何度も殴られていくうちに絞り出されるように声を上げる。
「はぁっ…!はぁっ…!拷問っ……のつもりか…?…お前に話すことなど何もないッ…!!」
女を睨みつける瞳は鋭さを増し憎悪を孕み、拘束をとけばすぐにでも女を殺しにかかりそうな程の殺意を帯びていた。
この程度の痛み…否、これ以上の痛みでも耐えきるというヴィーナの決意は固いもので。語気を強めて女に言い放った。